和歌山の工務店 東建設工業 スタッフブログ Rotating Header Image

Posts on ‘11月 10th, 2009’

おおこ(天秤棒)

倉庫から懐かしいものがでてきたので写真をパチリ 「おおこ」和歌山ではそう呼びます。天秤棒のことです。両端に荷物をつるして、真ん中を肩に当てて担う棒です。 上の写真で「おおこ」の端にちょぼがでているのは「つく」と言って荷がすべり落ちないようについてるものです。和歌山のおいやんの洒落で、あの二人ええ勝負するは「おおこ」で担のたら「おおこ」折れるで。とよう言ってた。 「おおこ」の話でおもしろい話があって、鋳掛け屋の天秤棒とあって、鋳掛屋さんと言うのは鍋や釜の修理屋さんの事で、鋳掛屋さんの天秤棒は7尺5寸あって普通の6尺より長く、その端が荷より長く出るところから、出しゃばりな人だと言われた。なぜ鋳掛屋さんの天秤棒が7尺5寸あったかと言うと江戸時代に軒下7尺5寸なかったら火を使うなと言われてたので、鋳掛屋さんが軒下を計るのに天秤棒を7尺5寸にしていた。